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「リトラクタブルライト」はなぜ消えた? 意外と知られていない裏事情


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「リトラクタブルライト」はなぜ消えた? 意外と知られていない裏事情

 

http://bmwmania.club/wp-content/uploads/2017/01/35aab18d.jpg

 

2000年代前半頃まで主にスポーツカーで

採用されていた

 

リトラクタブルヘッドライト

 

普段は隠れているヘッドライトが、点灯時のみ

 

現れる様子がドライバーから絶賛されていました。

 

 

国内で初めて採用されたのは

 

トヨタ2000GT

https://udn.webcartop.jp/wp-content/uploads/2016/09/webcartop_15-12-680x453.jpg

 

 

その後、ランボルギーニカウンタックフェラーリ512BB

 

でも採用され、スポーツカー=リトラクタブルヘッドライト

 

の印象が強くなりました。

 

 

 

なぜリトラクタブルヘッドライトだったのか?

リトラクタブルヘッドライトが生まれた理由は

 

2つの法規を満たすために苦肉の策で生まれたんだそう

 

まず1つ目のルールは、

アメリカで1960~1980年代に厳しく実施されていた

「規格型ヘッドライトの使用義務」である。

当時、丸型シールドビーム以外のヘッドライトは

使えないという厳しい法規があったそうです。

 

理由としてヘッドライトが球切れしても

即座に購入できるというメリットをうたっていました。

 

しかし、丸型シールドビームヘッドライトの

 

見た目に難色を示したドライバーが多かったという...

 

2つ目のルールとしては、ヘッドライトの位置がある。

 

規定による高さと低いノーズを両立するには、

 

点灯時だけヘッドライトを高い位置に

持ってくる工夫が必要に

 

リトラクタブルヘッドライトにすることで

 

夜間の点灯時以外は空気抵抗を減らすという

 

メリットもあったため、スポーツカーで

 

多く採用されました。

 

リトラクタブルヘッドライトが消えた理由

こうして国内でも、HONDAのNSX、プレリュード

マツダRX-7やユーノスロードスター

TOYOTA AE86MR2

日産180SX

あたりがリトラクタブルヘッドライトを

採用していたのが印象的です

 

しかし現在、技術の進歩でリトラクタブルにせずとも

 

低ノーズスタイリングを実現できるようになってきた

 

更に、点灯時に突起物になるリトラクタブルヘッドライトは

 

歩行者保護の観点からも、デメリットに...

 

国内でリトラクタブルヘッドライトを搭載した車の

 

生産が終了したのは2002年。

 

マツダRX-7でした

 

そのギャミックから人気の高かった

 

リトラクタブルヘッドライト。

 

 

現在で採用することはほぼありえないと思われます